気密測定で意識が変わる

早くも12月半ばを過ぎまして今年も残り僅かになってきましたね。

さて、今回は気密測定について書いていこうと思います。

現在、日本中で気密測定を行っているビルダーは全体の何割ぐらいなのでしょうか?

恐らくではありますが、まだ大半は行っていないものと考えられます。何故なら、気密測定業者さん(気密測定技能者従事事業所)の登録件数が、あしづかホームのある滋賀県では10件しかありません。

しかも登録されている業者さんのうち、現時点で気密測定を業務としているところは殆ど無いように見受けられます。

現状、それでも気密測定を行う事に対して、特に順番待ちであるとかはございませんので、そもそもの測定件数が少ないものだと考えられます。

しかし、今後、気密測定が何処のビルダーでも当たり前に行われていく時代になっていきますと、今の状況では気密測定を受けることが順番待ちになったりして、もしかすると工期に遅れが生じたりするような事態になっていく可能性もでてきます。

実際には、そのような状況になる前に気密測定を生業とする業者さんは、もっと増えていくものだと思いますが、どうなりますかね?

そういう事を不安視してという訳ではないのですが、実は、あしづかホームでは今年に気密測定技能者の資格を取得し事業所登録を行いました。しかし、それは、今すぐにそれを業務として考えているのではなくて、同じ地域でこれから高気密高断熱住宅へ取組みをしようとしているビルダーさんに対して気密測定を通じてサポート出来ないかなという思いがあり取得しました。

それは、別に気密測定を行わなくても出来るのかもしれませんが、やっぱり実際に測定を行いながら数値を確認していく作業がないと、皆さん本気で向き合わないと思います。

気密測定に取組むか否かで、施工に対する考え方に変化が表れて、気密以外の箇所の精度も気になるようになってきます。

どうしても、初めは分からない事が多く正解に辿り着くまでに時間がかかる場合がございます。

もちろん、その遠回りが良いケースもあるかもしれませんが、出来る事ならば早く技術を習得し実践に活かしたいところです。

今の日本の建物に関する性能レベルは、どう考えても本当に周回遅れの状況ですので、少しでも遅れを取り戻せるような努力をしていかなければなりません。

もしも、この記事を読まれて、これから高気密高断熱住宅の取り組もうとお考えのビルダーさんがございましたら本当にサポートさせて頂きますのでお気軽にお声がけ下さい。

同エリアで盛り上げていければと思いますので宜しくお願いします。

蘆塚

2022.12