換気システムどれがいい?

前回に続き換気システムのお話しです。

あしづかホームではダクト式を主にお勧めしております。メリットとしましては、適切な位置に給気口や排気口が設置できる為、思い通りの計画が行える。又、本体(機械)が1台で済むので当然ですが機械のフィルター掃除やメンテナンスも1箇所になります。

あとは、機種にもよるのでしょうが機械の騒音は殆どありません。

そして何より、第1種タイプを採用の際は、エアコン1台との組合せで全館空調が可能になるというかなりのお得感と快適性が実現します。

それでは、実際にどのような機種を使用しているかを紹介いたします。

1.フレクトウッズ社 RDKR-KS

この数年では1番採用率が高い機種になります。第1種全熱交換タイプで吸排気を1台で行いますが、その際室内の温度及び湿度の熱エネルギーを回収しロスを少なくするという優れた仕組みになっております。又、先ほどお話ししましたエアコン1台で全館空調が可能になりますので良いこと尽くめです。(あしづかホームのコンセプトハウス採用)

2.フレクトウッズ社 JBDG

第3種の機種になります。換気の先進国であるスウェーデン製らしくシンプルで耐久性を考えた堅牢な構造になっています。CO2センサーの取り付けによって、室内のCO2濃度により換気流量を調整運転してくれる機能もあり安定感、安心感と機能性が秀逸です。(あしづかホームの社屋で採用)

3.日本住環境社 ピアラ24

こちらも第3種になります。国産メーカーとしては最も古くからダクト式換気を開発、販売している会社で製品の耐久性、信頼性は文句なしです。流量調整も多段階に出来て運転音も静か。国産ならではのコストパフォーマンスも魅力です。

今回は以上3つをご紹介させて頂きましたが、いずれの機種も壁付けタイプになります。他機種で天井裏に設置するタイプもございますが、メンテナンス性を考えると壁付けで尚且つ手の届きやすい高さにするのが絶対おすすめです。年に数回は掃除をしたりするのと、機械の様子を確認する意味でも取付位置は大切です。

それと、くれぐれも躯体は高気密高断熱でないと、換気システムは正常な働きをしませんのでご注意下さい。

蘆塚

2019.10