我慢せずに快適な空間を手に入れる方法
この時期は、連日、暑さとの戦いです。快晴の日は、当然ながら日差しも強く、外で作業すると1時間と持たないぐらい厳しいです。又、曇りや雨で湿度が高い日はジメジメと蒸し暑く、こちらも、又、嬉しい気分にはなりません。
外に居るときは、ある程度、外気に従うしかないのかもしれませんが、せめてお家の中では、快適な状況をつくりたいところです。
その快適な状況とは、夏場であれば、室温が25℃~27℃ぐらいで、湿度が50~60%といったところでしょうか。
その状況をつくりだすには、冷房(エアコン)が無い事には出来ません。これまでの日本のお家の性能では、エアコンは各部屋に設置しないと快適にはなりません。4LDKの間取であれば単純に5台必要になります。
この暑い夏を家族全員が我慢せずに毎日を過ごすとなると、常時、その5台を稼働しなければならず電気代が凄く気になるというご家庭もあると思います。
その電気代を抑える手段としては、幾つか方法がありますが、我慢せずにという条件であれば、私が思いつくのは2つしかありません。
一つ目は、電気代を賄える量の太陽光発電(何らかの再生可能エネルギー)を設置する。そして、もう一つは、出来るだけエアコンを使用しなくても済む性能の良い建物を手に入れる事です。
理想をいえば、この二つを実行する事が良いのかもしれません。しかし、いずれもお金がかかります。
もしも、どちらか一つだけ実行する事が可能ならば、私の場合は、これは、もう迷わずに“性能の良い建物”を手に入れる方になります。
しかし、今の日本では不思議な事に“太陽光発電”を選択されている方が圧倒的に多いですね。これにも理由があるわけです。
その1番の理由は、“性能の良い建物”の存在を知っている人が少ないという事であります。
近年、高性能なエコハウスが増えているといっても、まだまだ、少数派です。
大手ハウスメーカーや、その他ビルダーが手掛けている新築住宅の中身は、実際のところ高性能と呼べるものは非常に少ない為、一般ユーザーの方が、その高性能な建物の存在を知らないのは仕方ないのかもしれません。
ただ、その存在を知ってしまうと、恐らく多くの方は、先ず“性能の良い建物”を手に入れるとい選択をされるのではないかと思います。
誰でも、理屈が判れば無駄をなくしたいと考えるのが自然ですし、何よりも本当に快適な空間を知ると、やっぱり、そちらを求めてしまうのではないでしょうか。
蘆塚
2024.07