廃棄物の問題(新築現場)

早くも11月になりまして、今年も残すところ2カ月となりましたね。

数年前から何とかならないのかな?と思い続けている事がありまして、今回はその内容を書かせて頂きます。

その内容とはタイトル通り廃棄物の事ですが、建築の仕事をしていると廃棄物というものが常に関わってきます。

あしづかホームでは新築工事をメインにしておりまして、その工事過程では様々な種類の廃棄物がでてきます。木材、屋根材、外壁材、断熱材、梱包材などなど種類も多く、量も結構なものです。

当然、廃棄物が極力少なくなるように、材料の発注はロスなく行いますし、施工にもそつがないように計画します。それでも無くならないのが廃棄物で今まで処分するしかないと思い、その処分を継続してまいりました。

しかし、その今まで廃棄していた物の殆どは、材料の切れ端であり、そのもの自体が腐っているワケでもなく、又、品質が劣っているワケでもありません。

よくよく考えると非常に勿体ない事をしていると気づいたのですが、だからといって、その廃棄物となるものをずっと保管出来るワケではありませんし、仮に保管していてもそのままの形状であれば殆ど使い道はありません。

そこで、その廃棄物をどうすれば処分せずに済むのだろうと考えていると、廃棄物自体の形状の変化や加工が可能であれば再利用できるのでは?と思いました。ただし、問題はそれを誰がどのような方法でするの?という事です。

それぞれの廃棄物の内容を詳しく把握しているのは、それぞれの材料の製造者なのですが、いずれの製造者も販売には非常に熱心ですが、売った後については基本的に無関心です。

でも、考えてみると、その内容を把握しているところが、加工方法や再利用する場合のデータやノウハウも持っているはずなので、そこが中心になって、その材料の廃棄物に対する回収や再利用を進めていけば一番近道ではないかと思います。

特に木材に関しては、ウッドショックで異常な値上りや在庫不足と言われておりますので、やらない手はないのですが、面倒な事は何処もやらないですね。

もちろん回収作業や再利用の製品にするまでの過程でコストがかかるという問題も出てくるでしょう。

だからといって、これから先もずっと同じ事を繰り返すというのは非常に無駄でありますし進歩がございません。

やっぱり、エコハウスといわれるものを造っている会社としては、現在の廃棄物の処理の仕方では未来が無いと言わざるを得ないので、少しずつでも環境の変化をさせていきたいと思います。

でも、まあ、なかなか難しい問題ではありますので、何からどうすればいいのか...

蘆塚

2022.11

気密

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