冬の寒さ

今週は、大津市内も最低気温が2℃、3℃で、最高気温も10℃前後と、いよいよ冬の寒さとなってまいりました。また、お天気も曇りがちで日射量が減り、北風も吹くようになり1か月前から比べると、ずいぶん様子が変わりました。

このような時期になると建物内の温熱環境は、性能差が顕著に表れ、断熱性能・気密性能というものが、どれだけ大事か?という事が良く分かると思います。

結局のところ、これから3か月間ほど続く寒い時期をどれだけ快適に過ごせるか?が、高性能住宅の真価でありまして、その時期にどのような暖房使用方法なのか?また、どれ位のエネルギー使用量なのか?というものを確認出来れば、お家を建てる際の判断に繋がると思います。

ですので、現在、新築を検討中で建物の性能差について疑問・疑念をお持ちの方は、この時期に様々な断熱仕様の建物見学をされることをお勧めします。

“百聞は一見に如かず”という言葉通りで、本やインターネット上での情報は参考にはなりますが、自分自身が体感したものではありませんし、体感してみなければ分からない感覚はあると思います。

断熱性能・気密性能を高めるという事が、何のために?誰のために?という事を改めて確認して頂くと、その必要性は分かりやすいのですが、ビルダーや建材メーカーの都合で作られた“落しどころ”みたいな判断基準は、もう要らないと思っています。

自分自身が本当に快適に過ごせる空間があり、それが少しのエネルギー使用量で達成できれば、自ずと光熱費も下がり経済的でありますし、CO2排出量も削減出来て気候変動抑制へ貢献できることに繋がります。

先ずは、自身の目で確かめないと何も始まらないとは思います。

蘆塚

2024.12

断熱

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