コンセプトハウス10年経過

又、寒波襲来という事で全国的に積雪が多いようですね。滋賀県も北部では、結構な積雪量のようで道路の通行止や、学校の休校などもあり普段の生活にも影響がでている感じです。

さて、その寒い2月ですが、あしづかホームのコンセプトハウスと社屋の建物が完成して、ちょうど10年となります。

今となっては、あっという間の10年です。その10年の間にコンセプトハウスを見学して頂き体感し、そして、実際に同様のエコハウスを建築してくださったお客様が沢山おられることを非常に嬉しく思い感謝致します。

 

自身として、この10年間で、コンセプトハウスの使い方(住まい方)を大体把握できたことが一番の収穫であると思っています。

それは、建築というカテゴリーの中において、特に住宅の場合は、実際に建てる側が、どれだけその建物に対してのノウハウを持っているかで、快適性という非常に重要な要素に違いがでてくると考えるからです。

例えば、分かりやすい言い方をしますと、「断熱等級7は快適かどうか?」なんて、そのスペックの建物を使用したり、また、最低限そういうものを造っていなければ解らないです。

 

そう言ってる自分も10年前には全然解っていませんでした。しかし、今では自信を持って、その判断は出来るようになりました。

やっぱり、何事もそうであると思いますが、経験を積むという事が、いかに大切であるかという事です。

世の中には、私よりもエコハウスについて詳しい方は沢山おられると思います。しかし、この滋賀県という立地での気候条件に限って言いますと、決して沢山とは言えないように思います。そう考えると、少なくとも地元の建物づくりにおいては、その地でのノウハウというものも併せて必要になりますし、我々ビルダーというものは、自らが係わる地域でいかにして役にたつ存在になるかというものを求めていかなければならないのかも知れません。

 

たかが10年という気も少しありますが、この10年が無ければ、この先の10年もございませんので、これからも精進してまいりたいと思います。

 

蘆塚

2025.02