コンセプトハウスのエネルギー使用量
3月に入り少しずつ暖かくなってきましたね。
暖房を使用するのもボチボチ終わりに近づいていきます。
あしづかホームのコンセプトハウスも完成してから早くも7年経過し毎年のエネルギー使用量も大体把握できるようになりました。
昨年も同様の記事を書かせて頂いておりますが、今回は昨年1年間(2021年1月~12月)にコンセプトハウスで発電したエネルギー量と使用したエネルギー量をまとめてみました。
先ずコンセプトハウスでは4.88kwの太陽光発電システムでエネルギーを創り、そのエネルギーだけで生活を賄えるように設計されております。
それも一般的にいわれるゼロエネ(ZEH)ではなく、創エネが家電等も含む全てのエネルギー使用量を上回る「プラスエナジーハウス」として建てられているのです。
それでは、以下が実際の値です。
・1年間の太陽光発電量(創るエネルギー) 59.22GJ
・1年間のエネルギー使用量(電気+ガス) 57.00GJ
ご覧のように“創エネ”が“使用エネルギー”よりも2.22GJ上回っております。
コンセプトハウスではエアコンは冬、夏ともに24時間連続運転にしておりOFFにすることはありません。又、電気だけではなくガスも使用しており給湯、調理はガスを使用し夏場でも必ずお風呂は沸かします。
ですので特別に節約を意識することも無くどちらかといえば常に快適性を求めて使用している感じではあります。
更には、立地条件も南からの日射取得が比較的悪いので、立地条件が良ければもっと太陽光発電の容量を減らす事も出来る訳ですから、躯体性能の高さがいかに大切であるのかという事を証明していると思います。
こういう数字を確認して改めて思う事としまして、これからお家を建てられる方は、先ず、しっかりとした躯体性能を手に入れて欲しいです。
そこが疎かであると、他の部分で何をあがいても良い結果につながる可能性が低いので、優先順位だけはお間違いのないようにお願いします。
蘆塚
2022.03