エコハウスを少し語る 3年目に突入
本当に早いもので、今年最後の月になってしまいました。
この「エコハウスを少し語る」も今月から3年目に突入することになり、今後も少しずつですが皆様へ役立つ情報が発信できるよう続けていきたいと思います。
さて、先日、政府の追加経済対策の発表がありましたね。
住宅関連では、エコ関連のポイント制度が、また出来るみたいですね。過去にあったエコポイントよりも金額が多くなるんでしょうか?詳細が未だ決まっていないのでハッキリ分かりませんが...
※記事リンク省エネ住宅購入者に 最大100万円分のポイント付与へ 政府 | 環境 | NHKニュース
こういう補助金類は、当然金額も気になるところですが、本来の目的はカーボンニュートラルを目指すという事になるはずですから、そのポイントを受けられる基準がどうなるかが凄く大事です。
過去に行っていたエコポイントなどの基準では、とうてい低すぎてあまり意味が無いと思いますので2050年という目標を掲げた以上は、本気のところをみせてもらいたいです。
しかし、今まで色々と裏切られ続けてきてますので、急にやる気を見せてくれるのか心配ですね。
そんな中、国がやらずとも地方自治体で素晴らしい取組をされている県がございます。それは、鳥取県です。県のホームページでの情報しかありませんので詳細は以下リンクをご覧頂きたいのですが、今までで一番まともな制度のように感じました。
※鳥取県のHPとっとり健康省エネ住宅普及促進事業/とりネット/鳥取県公式サイト (tottori.lg.jp)
恐らく、こういう取組を決定される中で多くの反対意見や苦労があった事かと思いますが、係わられた職員の方々の成果ですね。
中身は、断熱性能についてHEAT20の3つのグレードにあてはめて助成額を変えておられるのですが、何よりも良いのが気密の基準を設けているところです。C値は1.0以下で今となっては決して厳しい値とは言えませんが、気密測定をしなければいけないところが非常に重要で価値があります。
この取組によって鳥取県は飛躍的にビルダーのレベルが上がる気がします。
次回に気密測定の実施がなぜそれほど重要かをもう少し書かせて頂きます。
蘆塚
2020.12