エコハウスの真価

2月に入り、早くも1週間経過しておりました。今週は全国的に大雪という事で、あしづかホームのある大津市南部でも少し積雪がございました。

滋賀県といえば、結構、雪の降るイメージをお持ちの方も多いのかもしれませんが、南北に長い形状でありますので、北部、中部、南部と場所によって、結構、気候が異なります。

北部と南部で比べますと、もちろん北部の方が積雪量は多く北陸と遜色ありません。一方の南部は、京都と同じような感じで、最近では、年に1、2回積雪があるか無いかというところでしょうか?

因みに、今回の積雪は、結構久しぶりな気はします。

さて、このような寒波がやってくると、気温はぐっと下がり、大津市南部でもマイナス3℃ほどになります。

マイナス3℃ぐらいになると、恐らく、何処のご家庭でも、みるみる室温が下がっていき暖房をガンガンと運転すると思います。それによって、暖房器具周辺は暖かくなりますが、暖房の無い部屋や暖房を運転している部屋でも暖房器具から離れると、足元が寒かったり、又、足元だけの冷えでは無く身体全体が冷え切ってしまうということも多々あるのではないでしょうか。

でも、それは普通の事であって、仕方ないと特に疑問も持たず過ごされている方が大半であるように思います。

しかし、それがエコハウス(高気密高断熱住宅)の暮らしであれば、その辺りの感覚は全く異なってきます。

弊社コンセプトハウスを例にしますと、今回のこの寒波の場合でも、暖房はエアコンの設定温度20.5℃のままでいつも通りです。

もちろん、外気温が下がることで影響はございます。寒波が来るまでの一日の最低気温が3℃ぐらいの日は、室温の最低が21度ぐらいでした。

それが、マイマス3℃の今日の室温は20.5℃で、やはり、いつもよりは低いです。でも、それが寒いかといいますと決して寒い訳ではありません。それは、恐らく建物全体で温度差が少ないからであると思います。

断熱・気密がしっかりしていることで、少しの暖房でも輻射熱として壁や床、天井が温度を持ち一定としてくれます。

これこそが“エコハウスの真価”であると改めて思わせてくれた今回の寒波です。やっぱり、先ずは躯体性能をしっかりとさせることが第一ですね。

暖房器具だけに頼るというのは限界がありますし、何よりエネルギーも沢山必要になりますので、躯体性の必要性をもっと多くの方に知って頂きたいと思います。

蘆塚

2025.02