エアコンが正確に働く環境

今年の夏は雨天が多く、ここ数年の中では過酷な暑さがマシだったように思います。

大津市の8月は最高気温30度以上(猛暑日、真夏日合計)の日が21日で、過去3年間と比べると明らかに少ないです。

因みに過去3年は以下の感じです。

・2020年 31日

・2019年 26日

・2018年 29日

こうやって見てみると去年は、かなり厳しかったのですね。確実に地球温暖化が進んでいる様子なのですが、今年に関して気温はマシではありましたが、その代わりに雨の量が過去には経験無いほど多く各地で災害が起こるなど、地球温暖化の影響はいつもとは違う形で表れているようです。

このように暑さに関しては、少しマシではあった8月ですが雨天が多く湿度が高い日も多くエアコン(冷房)なしでは到底しのげません。もしも、エアコン(冷房)の効き具合が悪かったりすると、今よりも容量の大きな機種への買替を考えてみたり、更にはより高機能で高額なモノを検討するというふうになるのかもしれません。

しかし、そのエアコン(冷房)の効きは、はたしてエアコンだけの問題なのでしょうか?

答えは決してそうとは限らないと思います。

築年数がかなり経過している建物ですと、断熱性能がもともと悪い場合も多く断熱改修をする方が余程効果的な時もあり得ますし、断熱性・気密性を高める事で今までよりも小さな容量のエアコン(冷房)で効きが十分という事も考えられます。

要は建物性能や環境によって、そのあたりの状況は異なりますので安易にエアコンだけを交換するのは解決に繋がるとは限りません。

むしろ、性能(断熱・気密)が優れた建物であれば小さな容量のエアコンで、しかも運転の仕方も弱い風量で下げすぎない温度設定という事も可能となりますので、省エネルギーという考えにも直結しますので正に一石二鳥となります。

蘆塚

2021.09