ウッドデッキメンテナンス

毎日、暑い日が続き、まさに夏本番といった感じですね。

さて、今回はウッドデッキのメンテナンスについて書かせて頂きます。

お家を建てる際に、結構な割合でご要望が多いのがウッドデッキです。ウッドデッキといいましても、幾つかの種類の材料がございます。最近では、メンテナンスが不要という理由で樹脂製のものまでありますが、見た目の風合いでは、まだまだ、本物の木製には敵わないかと思います。

その木製デッキですが、あしづかホームでは、イペという南米原産のハードウッドを使用する事が多いです。

イペの特徴としましては、非常に耐久性に優れておりノーメンテナスでも20年~30年持つともいわれているのと、木目の美しさかと思います。

色については、最初は褐色で深みがありますが、経年によってシルバーグレイ色へと変化していきます。

基本的には、そのシルバーグレイ色で使用する事が多いのかもしれませんが、雨が当たる部分と、当たらない部分では経年変化に差があり、その色の差が気になることもあります。

今回のメンテナンスは、ウッドデッキ設置から6、7年経過し、丁度、その色の差が気になられたお客様から、ご相談を受けてメンテナンス施工させて頂いた内容になります。

画像1枚目が、施工前の状態で、階段部分及び手前3枚が雨にかかりやすく、そこだけ変色の進み具合が異なります。

その変色した部分の色を少しでも他の部分と馴染むように、先ずは専用の下地処理剤・オスモウッドリバイバージェル(画像2枚目)で洗浄して、それから外部用自然オイルを施工します。

イペ材の塗装は、下地処理(洗浄)するかしないかで、随分と差が出るように思いますので、少しでも色を蘇らせたい場合は、多少コストがかかったとしても専用処理剤での施工をお勧めします。画像3枚目は、洗浄施工風景です。

洗浄後2、3日しっかりと乾かしてから、オイル塗装を行いますが、塗装前の乾いた状態が画像4枚目になります。この段階で非常に綺麗です。

そして、オイルを塗装していくと、画像5枚目のように、新しい状態のイペ材に近い褐色となり、全体的に色の差が少なくなりました。

今回のように、イペ材の当初の風合いに近づけたい場合は、洗浄+オイル塗装という施工がお勧めであります。

作業自体は、特別難しいものではございませんので、お時間取れる方はDIYでも可能です。

DIYをされる方は、秋口の少し涼しくなった時期にチャレンジされてはいかがでしょうか。

蘆塚

2024.08