中間期の住まい方

昨日から急に気温が下がってきましたが、今年の10月前半は暑い日が続き冷房の運転を行う日が結構あったのかと思われます。

高気密高断熱住宅の場合は、窓を開けてはいけないと思い込んでおられるケースも度々お聞きするのですが、決してそんな事はなく冷房や暖房を使用しない中間期は窓を開けて過ごして頂く事は全然大丈夫です。

むしろ、窓の使い方次第で、日中の気温が少し高い日であっても冷房を使用せずに暮らす事も可能になります。

あしづかホームが本格的にエコハウス(高気密高断熱住宅)を手掛けさせて頂く事になってから6年が経過し、エコハウスにお住いのお客様のお家も年を重ねるごとに増えていきます。

そうすると、年々様々な情報量が増えていく事になります。その中で暮らし方や使い方といったお客様からの情報は、各ご家庭によって多少は異なることはございますが、基本的な部分は共通することが多いです。

その中でも一番多い内容がエアコンの使用時期や運転方法や窓の開閉に関することになります。

お家が完成するまでにも、お客様とそういう話題は出るのでその都度お話はするのですが、やはり住んでみないと分からない事の方が多く、私の感覚ではお客様の多くは入居されてから2シーズン後ぐらいから、エコハウスの住み方に対して理解を深められるように思います。

1年間を通して冬の寒い時期や夏の暑い時期はエアコンを使用して生活しますので、窓を開ける事が殆ど無く特に何もしないでも快適に過ごせる訳ですが、ちょうど今の時期(中間期)がどうしたら良いのか迷いながら暮らすようになられます。

特に入居後1シーズン目は、季節ごとに様子をみながらになると思いますので、その年によっても季節の移り変わり時期が異なったり、又、気温の事だけではなく『日射』や『湿度』といった要素も加わってきますので、どのパターンで対応すればいいのか...と試行錯誤される感じです。

それでも、2シーズン過ごされると、だんだんとコツをつかまれていき、中間期は窓の開閉を上手く使い過ごしやすい環境にされたり、日射を入れる日、遮蔽する日の判断であったり、ライフスタイルにあったエアコンの設定など、より快適に、そしてより効率的で無駄のない住まい方を習得されていかれる感じです。

蘆塚

2021.10