2024年は如何でしたか

2024年も気付けば大晦日ということで、本当に1年という期間があっという間に経過していきます。

子供の頃は、時間がもっとゆっくりと進んでいたように思うのですが不思議な事ですね。

さて、今年も振り返ってみれば自然災害に気候変動と、決して穏やかではない一年であったように思います。お正月から能登での地震被害は、現在もなお復旧・復興の見通しが立たないエリアが多くみられ言葉では表せないぐらい悲惨な状況でありますし、余震も続きます。

また、近年は毎年のように続く各地での大雨による水害も起こっております。水害に関しては世界規模で深刻な問題になっていますが、そもそも、水害が増えている原因は気候変動による気温上昇であるようです。

今年の日本は、平均気温が1.64℃も高いという事で、過去一番であった昨年(2023年)の+1.29℃を大きく上回ったようですし、今後、このままのペースで気温上昇が続くのかどうなのか本当に心配になるところです。

昨年の今ごろ、今年の方が気温上昇しているかなんて正直なところ分かりませんでした。

気温上昇はCO2排出を続ける人間の責任と言われますが、その言葉が正解であるならば、もっともっと、個人として、企業として、国として、やるべきことがあるように思います。現在の日本の状況を見ていると、なかなか、そこまでの危機感があるようには感じられません。

地震を止める事はできないかもしれません。しかし、気候変動につきましては、それぞれの取り組み方次第で、その進み方を抑制する可能性がある訳ですから、やらない理由は無いのでは?と考えます。

私が仕事として携わる建築業界、住宅産業というものはCO2排出量が多い分野であります。その中で、日本は世界からかなり遅れているという事が事実としてありますが、その状況を少しでも変えていかなければ良い方向には進みません。

あしづかホームができる事、私個人ができる事、それは、全体から見ると微々たるものであります。しかし、その小さな積み重ねを間違った方向で進めてしまうと、プラスではなくマイナスになってしまいます。

そうならない為にも、正しい情報を見極めて、これからお家づくりを行う人たちにも分かりやすい言葉で発信していく事が我々ビルダーの役割でもあると思いますので、来年(2025年)も努力していきます。

それでは、皆様、本年もありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎えください。

蘆塚

2024.12