経済成長って誰のため?

2022年になりましたね。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

年始早々からコロナウイルスの広がりが再びはじまりまして今年も不安定な状況が続く感じでしょうか?もういい加減にして欲しいものです。

さて、年始となるとTVのニュース番組などでは必ず ”今年の経済は?” “経済の伸び率は?”みたいな話題が必ずでてプラス成長という言葉が合言葉のように飛び交います。

もちろんプラスに成長して景気が良くなるのは良い事ではありますが、日本の人口は10年以上続けて減少し、又、少子高齢化も進み実質的に働く人口が減っているのにプラスばかりを求めるのは本当に正しいのか?

数字ばかりを追い求めた結果、売り上げ優先の中身の伴わない経済になってはいないだろうか?

経済成長プラスのはずなのに日本人の平均賃金は何故プラスにならない?

何を目指してプラスにするの?などなど考えてしまう事が結構あります。

今、日本が目指している経済成長って何なのだろうかと、大量に消費することが決して良い事ではないと個人的は思っておりまして、先ずは自分自身から出来る事を増やしていこうと考えております。

身につけるものや普段買い物するもの、更には、あしづかホームが建築の際に仕入れる材料も同様に、その物自体の価値やサスティナビリティというものを考えながら、今までよりも消費するという行為を慎重に行っていきたいです。

プラス=良い マイナス=悪い ではなくて、より中身のあるものが必要であり、仮に売り上げの数字はマイナスであっても、将来的に価値を生む内容であればトータルで考えた時には良い結果といえるかもしれませんので、その辺りの見極めをしっかりとしていかなければなりません。

とにかく、昔からの価値観とは異なる時代に既に入っているようですので、今年も一歩ずつ学びながら仕事を行ってまいります。

蘆塚

2022.01